毎年6月になると、スーパーや道の駅に
青梅や完熟梅が並びはじめます。
梅仕事というと少しハードルが
高く感じる方もいるかもしれませんが
実は基本的な梅レシピはとてもシンプルです。
今回は初めての方でも失敗しない
梅を使った簡単なレシピを
厳選してご紹介します。
旬の時期にしか手に入らない梅を
存分に活かして、おうちで
手作りの味を楽しみましょう。
梅シロップ(梅ジュース)
梅シロップは梅レシピのなかでも特に手軽で
漬けてから約2週間で完成します。
水や炭酸水で割るだけで
爽やかな梅ジュースになるほか
料理の隠し味としても使えます。
砂糖は氷砂糖が定番ですが
てんさい糖やはちみつでも
やさしい甘さに仕上がります。
◎材料(作りやすい分量)
青梅 1kg
氷砂糖 1kg
保存瓶 4L容量
◎作り方
01 青梅を水洗いし
竹串でヘタを取ります。
表面の水気をしっかり
拭き取ることが大切です。
水気が残るとカビの原因になります。
02 フォークや竹串で
梅全体に穴を開けます。
この作業でエキスが出やすくなります。
03 煮沸消毒した保存瓶に
梅と氷砂糖を交互に入れ
ふたをして冷暗所に保管します。
04 毎日瓶を揺すって
砂糖を溶かします。
約10〜14日でシロップが完成します。
梅を取り出し、シロップだけを
冷蔵保存してください。
シロップが発酵してアルコールっぽい
香りになってしまった場合は
シロップだけを鍋に移して
弱火で加熱することで発酵を止められます。
風味はそのまま残るので
捨てずに活用しましょう。
梅干し(塩漬け・天日干し)
梅干しは手間がかかるイメージですが
工程自体はシンプルです。
塩漬け・赤しそ漬け・天日干しの
3ステップで完成します。
時間はかかりますが
毎日の作業はほとんどありません。
完成した梅干しは常温で長期保存でき
毎日の食事に大活躍します。
◎材料(作りやすい分量)
完熟梅 1kg
粗塩 180g(梅の18%)
赤しそ 200g
粗塩(赤しそ用) 40g
◎作り方
01 完熟梅をやさしく水洗いし
竹串でヘタを取ります。
キッチンペーパーで
水気をしっかり拭き取ります。
02 保存容器に梅と粗塩を交互に入れ
重石をのせます。
2〜3日で梅酢が上がってきます。
梅全体が梅酢に浸かった状態を保ちます。
03 赤しそをもみ塩で灰汁を抜き
梅の上に加えます。
さらに2週間ほど漬け込みます。
04 梅雨明け後の晴天が3日間続く時期に
梅をざるに並べて天日干しします。
昼は天日に当て、夜は梅酢に戻すのが
伝統的な方法です。
塩分濃度を18%以上にしておくと
常温で数年保存が可能です。
減塩にしたい場合は冷蔵保存し
早めに消費するようにしてください。
梅酒
梅酒は材料を入れるだけで作れる
最も手軽な梅レシピのひとつです。
漬け込んでから3ヶ月ほどで
飲み頃を迎えますが
1年以上寝かせるとさらに深みのある
味わいになります。
ホワイトリカーが一般的ですが
ブランデーや焼酎を使うと
個性的な梅酒に仕上がります。
◎材料(4L瓶1本分)
青梅 1kg
氷砂糖 600〜800g
ホワイトリカー(35度)1.8L
◎作り方
01 青梅を水洗いし
竹串でヘタを取ります。
キッチンペーパーで丁寧に
水気を拭き取ります。
02 煮沸消毒した保存瓶に
梅と氷砂糖を交互に入れ
ホワイトリカーを注ぎます。
03 冷暗所に保管し
最初の1ヶ月は週に1〜2回
瓶を揺すって砂糖を溶かします。
3ヶ月後から飲み頃です。
梅は1年後に取り出すと
風味が落ちにくいです。
梅酒の梅は食べることもできます。
そのままデザートとして楽しんだり
刻んでヨーグルトや
アイスクリームに添えるのもおすすめです。
梅ジャム
梅ジャムは青梅でも完熟梅でも
作ることができます。
砂糖の量を調整することで
甘さを自由に変えられるのが
手作りならではの魅力です。
トーストに塗るのはもちろん
ヨーグルトに混ぜたり
豚肉料理のソースとして
使ったりと幅広く活躍します。
◎材料(作りやすい分量)
梅 500g
砂糖 250〜350g(梅の50〜70%)
◎作り方
01 梅を水洗いしてヘタを取り
たっぷりの水に一晩浸けてアクを抜きます。
02 梅を鍋に入れて
かぶるくらいの水で茹でます。
沸騰したらお湯を捨て
これを2〜3回繰り返します。
03 梅をザルにあけ
粗熱が取れたら手で種を取り除き
果肉だけを鍋に戻します。
04 砂糖を加えて弱火で煮詰めます。
焦げないよく混ぜながら
好みのとろみが出たら完成です。
清潔な瓶に入れて冷蔵保存します。
梅味噌
梅味噌は野菜スティックにつけたり
豆腐や蒸し鶏に添えたりする
万能調味料です。
作るのは非常に簡単で
材料を混ぜて数日待つだけです。
梅の酸味が味噌のコクをマイルドにし
さっぱりとした深みのある
味わいになります。
夏の食卓に欠かせない一品です。
◎材料
梅干し 5〜6個(種を除いた果肉 50g程度)
味噌 200g
砂糖 大さじ3
みりん 大さじ2
◎作り方
01 梅干しの種を取り除き
包丁で細かく叩いてペースト状にします。
02 鍋に味噌・砂糖・みりんを入れて
弱火で加熱します。
焦げないよう混ぜながら
とろみが出るまで5〜10分煮ます。
03 火を止めてから
梅ペーストを加えてよく混ぜ
冷ましたら完成です。
冷蔵で2週間ほど保存できます。
《梅料理をもっと楽しむために》
梅仕事の基本を覚えると
毎年この季節が楽しみになります。
梅シロップひとつ作るだけでも
夏じゅう手作りの梅ジュースが飲めます。
慣れてきたら梅干しや梅酒にも
挑戦してみてください。
失敗しても原因がわかれば
翌年に活かせるのが手作りの良さです。
自分の手で作った梅料理は
市販品とはまったく違う満足感があります。
ぜひ今年の梅の季節に
一品だけでも試してみてください。
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