つくしの名前の由来には
「筆のような形をしているから」
「土から出てくる姿が土を突くように見えるから」
などの説がありますが
いずれもその可愛らしい形からきたもの。
地域によって成長時期は異なり
暖かい地域では2月下旬から
寒い地域では4月ごろにかけて姿を見せます。
毎年決まった時期に生えるため
自然界の季節のバロメーターとしても知られています。
食用としても利用されてきたつくしは
はかまを取り除いて下処理をすれば
独特のほろ苦さを楽しめる
春の味覚になります。
卵とじ、佃煮、天ぷらなど
家庭料理との相性も良く
季節限定の風味を味わえるのが魅力です。
特に春の食材はデトックス効果が
期待される苦味の植物が多く
つくしもその一つとされています。
摘み取る際は、周囲が農薬散布
されていないかを確認し
必要な分だけ採ることが自然への配慮になります。
また、つくしは見た目の愛らしさから
写真撮影の題材としても人気があります。
背景に青空や川のきらめきを合わせると
春らしい一枚に仕上がります。
小さな生きものや昆虫との
組み合わせも季節感を演出し
SNSでもよく見られる構図です。
身近な自然の中で季節を切り取る楽しみは
忙しい日常のリフレッシュにもつながります。
つくしの根元に広がるスギナは
古くから薬草としても利用されており
乾燥させて煎じると利尿作用や
むくみ対策に使われてきました。
現代でもスギナ茶として
販売されていることから
つくしとスギナは暮らしに寄り添ってきた
植物であることがわかります。
植物としての生命力が強いことから
庭に生えると雑草として扱われることも多いですが
視点を変えると“春を運ぶ存在”ともいえるでしょう。
春の野に広がるつくしは
小さな命の芽吹きそのもの。
散歩の途中で見つけるだけで
季節の移り変わりに気づき
心がふっと軽くなる瞬間があります。
自然に触れる機会が少ない人でも
つくしをきっかけに足元の季節を見てみると
新しい発見や癒しにつながるはずです。
春の訪れを告げるつくしを
生活の中で味わいながら
季節とともにゆっくりと
心を整えてみてはいかがでしょうか。
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