ドライアイとは、涙の量が減ったり
涙の成分バランスが崩れたりすることで
目の表面の健康が損なわれる状態を指します。
涙は油層・水層・ムチン層という
三つの層で構成されており
このどれかひとつでも不安定になると
涙液全体の安定性が失われ
ドライアイの症状が現れやすくなります。
具体的な症状としては
目が疲れる、目がゴロゴロする
目の乾きや痛みを感じる、光をまぶしく感じる
視界がかすむ、コンタクトレンズを装着すると
痛みを感じるといったものが挙げられます。
オフィスワーカーの約三割が
ドライアイの傾向を持ち
コンタクトレンズを使用している人では
その割合が四割程度まで
上がるとも言われており
決して珍しい症状ではありません。
ドライアイが増えている背景には
現代特有の生活習慣が大きく関係しています。
パソコンやスマートフォンの画面を
長時間見続けるVDT作業では
画面に集中するあまりまばたきの回数が減り
涙が目の表面に行き渡りにくくなります。
また、冷暖房が効いた室内は
空気が乾燥しやすく、目の水分が
奪われやすい環境といえます。
コンタクトレンズの装着も
レンズが涙を吸収してしまうことで
乾燥を助長する要因のひとつです。
マスクを着用する機会が増えたことで
呼気が目元に流れて涙が
蒸発しやすくなる点も見逃せません。
ドライアイを予防するためには
日常生活の中でできる工夫を
積み重ねることが大切です。
パソコン作業をするときは
一時間に十五分程度は画面から
目を離して休ませる
意識してまばたきの回数を増やす
部屋の湿度を保つよう加湿器を活用する
こまめな水分補給を心がける
といった対策が効果的です。
目薬を使う場合は
涙に近い成分を含む人工涙液タイプや
ヒアルロン酸を主成分とした目薬など
症状に合わせて選ぶとよいでしょう。
症状が長引く場合には
涙の分泌を促す成分やムチンの産生を
助ける成分を含んだ点眼薬もありますので
自己判断だけに頼らず眼科を受診して
自分の目に合った治療法を
相談することをおすすめします。
涙は単に感情の表現として流れるものではなく
目の健康を静かに支え続けている存在です。
涙の日である7月3日をひとつの区切りとして
自分の目の乾きや疲れに向き合い
涙チェックをしてみるのも良い機会になります。
日々のちょっとした習慣の見直しが
将来的な目のトラブルを防ぐ第一歩になります。
ドライアイに心当たりのある方は
この機会にぜひ生活習慣を
振り返ってみてください!
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