毎日、当たり前のように食べている食事。
その一方で、世界には十分な食料を得られず
飢餓や栄養不足に苦しんでいる人々がいます。
私たちの暮らしの中でも
食べ残しや賞味期限切れなどによって
まだ食べられる食品が捨てられてしまう
「食品ロス(フードロス)」
が問題になっています。
10月16日は「世界食料デー」です。
この日をきっかけに
世界の食料問題や食品ロスについて考え
毎日の暮らしの中で
できることから始めてみませんか?
《10月16日に考えたい食料問題》
世界食料デーは、国連食糧農業機関(FAO)
が設立された1945年10月16日にちなみ
1981年から毎年10月16日に
実施されている国際デーです。
世界の飢餓や栄養不足をなくし
すべての人が十分で安全な食料を
得られる社会を目指すことを目的としています。
世界では、紛争や気候変動、貧困など
さまざまな理由によって
食料を十分に確保できない人々がいます。
一方、日本では、食品が豊富に
流通しているにもかかわらず
まだ食べられる食品が大量に
廃棄されていることが課題となっています。
世界の食料問題は
遠い国だけの問題ではありません。
私たち一人ひとりの食生活や
買い物の仕方も、食料を大切にする
社会につながっています。
《食品ロス(フードロス)とは?》
食品ロスとは
本来食べられるにもかかわらず
捨てられてしまう食品のことです。
日本では、売れ残りや規格外の商品
飲食店での食べ残し
家庭での食品の廃棄など
さまざまな場面で食品ロスが発生しています。
家庭で食品ロスが発生する主な原因には
次のようなものがあります。
・食材を買いすぎて使い切れない
・冷蔵庫の奥に食材を入れたまま忘れてしまう
・賞味期限や消費期限を過ぎてしまう
・料理を作りすぎて食べきれない
・野菜や果物の皮などを
必要以上に取り除いてしまう
一つひとつは小さなことでも
多くの家庭で積み重なれば
大きな食品ロスにつながります。
食品を捨てることは
食材そのものだけでなく
生産や輸送、保管
調理に使われた水やエネルギーも
無駄にすることになります。
食品ロスを減らすことは
環境への負担を減らすことにも
つながるのです。
《今日からできる!
食品ロスを減らす5つの方法》
食品ロスを減らすために
特別なことをする必要はありません。
普段の買い物や料理の仕方を
少し見直すだけでも
取り組みを始められます。
1.買い物前に冷蔵庫の中を確認する
買い物に出かける前に
冷蔵庫や食品庫に
何が残っているか確認しましょう。
在庫を把握しておけば
同じ食材を重複して買うことを防げます。
スマートフォンで冷蔵庫の中を撮影したり
買い物リストを作ったりするのも
おすすめです。
必要なものを必要な分だけ購入することが
食品ロス削減の第一歩です。
2.賞味期限と消費期限の違いを知る
食品に表示されている期限には
「賞味期限」と「消費期限」があります。
賞味期限は、おいしく食べられる期限です。
期限を過ぎたからといって
直ちに食べられなくなるわけではありません。
ただし、未開封で表示された
保存方法を守っていることが前提です。
一方、消費期限は
安全に食べられる期限の目安です。
期限を過ぎた食品は
食べないようにしましょう。
どちらも、表示された保存方法を
守ることが大切です。
食品の状態や保存状況にも注意し
無理に食べることは避けましょう。
3.食材を正しく保存して使い切る
肉や魚、野菜などはそれぞれに合った
方法で保存することが大切です。
すぐに使わない食材は
冷凍保存を活用すると
長持ちさせやすくなります。
また、傷みやすい食品や期限の
近い食品を手前に置き
先に使う習慣をつけましょう。
冷蔵庫の中を整理整頓するだけでも
食品の存在を忘れてしまうことを防げます。
4.食べきれる量を調理する
料理を作りすぎて食べ残してしまうことも
食品ロスの原因の一つです。
家族の人数や食欲に合わせて
調理する量を調整しましょう。
余った料理は、適切に保存したうえで
翌日の食事に活用するのもおすすめです。
ただし、作り置きや残り物は速やかに
冷却・冷蔵し、十分に再加熱するなど
衛生面にも気を配りましょう。
5.食材を無駄なく使う工夫をする
野菜の茎や葉など、食べられる部分を
活用することも食品ロス削減につながります。
例えば、大根の葉を炒め物にしたり
余った野菜をスープや
カレーに入れたりすれば
おいしく食べ切ることができます。
冷蔵庫に残っている食材を
組み合わせて献立を考える
「使い切り料理」もおすすめです。
食材を最後まで大切に使う意識を
毎日の食卓に取り入れてみましょう。
《食品ロス削減は、家計の節約にもつながる》
食品ロスを減らすことには
環境面だけでなく
家計面でもメリットがあります。
食材を使い切る習慣が身につけば
必要以上の買い物が減り
食費の節約につながります。
また、冷蔵庫の在庫を把握して
献立を考えることで、買い物の回数や
調理の手間を減らせる場合もあります。
大切なのは、無理をせず
できることから継続することです。
「今日は冷蔵庫にある野菜を使い切ろう」
「買い物の前に在庫を確認しよう」
そんな小さな行動が
食品を大切にする暮らしにつながります。
《食べ物を大切にする心を、次の世代へ》
世界食料デーは
世界の食料問題について知り
私たちに何ができるかを考える大切な機会です。
食事は、健康を支えるだけでなく
家族や友人とのつながりを
育むものでもあります。
子どもたちと一緒に食材を選んだり
料理を手伝ったり、食べ物が食卓に
届くまでの過程について
話したりすることも、食育の一つです。
食べ物が生産者の努力や多くの人の
仕事によって支えられていることを知れば
食材を大切にする意識も
自然と育まれていくでしょう。
また、家庭で食品ロスを減らすだけでなく
食品の寄付やフードドライブなど
地域で行われている活動に参加することも
食料問題について考えるきっかけになります。
※食品の寄付を行う場合は
受け入れ団体が定める食品の種類や賞味期限
保存状態などの条件を確認しましょう。
《世界食料デーをきっかけに
食品ロス削減を始めよう》
10月16日の世界食料デーは
世界の食料問題と
私たちの食生活を見つめ直す日です。
日本で暮らす私たちにできることは
決して難しいことばかりではありません。
・必要な分だけ買う
・食品を正しく保存する
・賞味期限や消費期限を確認する
・食べきれる量を調理する
・食材を無駄なく使い切る
こうした小さな工夫を積み重ねることが
食品ロスの削減につながります。
食べ物を大切にすることは、
家計を守り、環境を守り
食料を必要とする人々について
考えることにもつながります。
世界食料デーをきっかけに
今日の買い物や食卓から
食品を無駄にしない暮らしを
始めてみませんか?
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